「HSP(ヒートショックプロテイン)入浴法」は体温を上げ免疫力の向上と自然にダイエット!

熱いアスリートイメージ

HSP(ヒートショックプロテイン)入浴法

お風呂タイム 20-50分
プラス費用 0円


概要アイコン

HSPとは傷ついた細胞を修復するタンパク質の事。HSP入浴法は熱によりHSPを増やそうという入浴方法です。期待効果は免疫機能の向上や基礎代謝のアップなど。
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  • ハウツー
  • 半身浴
  • 毎日禁止
  • お水推奨
Index

 
 
「HSP(ヒートショックプロテイン)入浴法」は以前ソルトレイク冬季オリンピックのスキー選手にも採用された事で話題になった入浴法です。
 
HSP(ヒートショックプロテイン」とは病気やストレスで傷ついた細胞を修復し、正常な働きができるように促すタンパク質の事
(別名:熱ショックタンパク質、ストレス防御たんぱく質とも)
 
 

HSPは免疫機能の向上、乳酸の発生を遅らせるなど身体に対して重要な働きをするだけでなく、基礎体温の向上により新陳代謝がアップするので、お肌への美容と健康にも効果がありそうですね!
 
 
運動や過圧などの負荷でもHSPは増えますが、HSPが増える一番効果的な要素は熱、加温です。入浴で加温する事により効果的にHSPを増やそうというのがHSP入浴法なのですね。
 
 
スポーツ選手やオリンピックの選手に体験してもらったところ、なんと運動パフォーマンスが上がったという報告も!

 
早速どのような入浴方法が紹介していきましょう。
 

 

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「HSP(ヒートショックプロテイン)」入浴法

  • バスタオルと着替えは、すぐ手の届くところに置く
  • 浴槽のふたを開けたり、床や壁にシャワーをかけ浴室内を温める(温度差対策)
  • 手、足、体(心臓に遠いところから)に、かけ湯をする
  • 浴槽には、足から手、体の順にゆっくりと浸かる
  • 湯に浸かりながら舌下で体温を計る。38℃まで上がるのが理想。(もしくは平熱より1.5度程度プラス)
  • ※お湯の温度と入浴時間の目安(水道水”さら湯”)

    42℃→入浴10分
    41℃→15分
    40℃→20分

    ※血行促進作用のある入浴剤を使用の場合

    40℃→15分
  • 入浴後は「10分~15分」衣服を着て身体を保温する(夏と冬は柔軟に対処。夏は冷房を入れない部屋が基本。冬は靴下など)
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    チェックポイント

  • HSPは入浴2日後をピークに、1~3日HSPが増加する。ちなみに7日後には増やす前の値に戻る。
  • 週に2回でOK
  • HSP入浴法を3ヶ月ほど続けると耐性が起こって効果がなくなってくる場合がある。この場合は1,2週間ほど休む事が望ましい。
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    +注意点

  • 心臓疾患など罹患のある人は医師に相談する
  • 高齢者の方や体力の少ない方は半身浴がおすすめ。その際、蓋を半分しながら入ると身体が冷えにくい
  • 冬は、高齢者に多い入浴事故に注意する
  • 決して無理をしない!
  • 水分補給を忘れずに(入浴前は冷たいものより常温もしくは温かい飲み物を。冷たいドリンクは保温後に飲みましょう)
  • お風呂に入る前に家族に一声かける
  • 一人の時は時間が分かるようにタイマーをセットしておく
  • 本紹介画像
    「健康になりたい! きれいになりたい! 長生きしたい! それなら、お風呂で温めなさい!! 基本編」

     
    医学博士として「ヒートショックプロテイン」の臨床応用研究を続けてきた伊藤要子教授の考案した入浴法です。
    マイルド加温療法を提唱し、加温装置(医療機器)を使い実際に医療に利用したり、一般の方、ご家庭でもできるようマイルド加温療法によるHSP入浴法を確立されています。

     
     
     

    HSP入浴法解説

     
    入浴法を見ていただいたら分かるとおり、
     
    入浴前に「浴室内を温める」「心臓に遠いところからかけ湯する」「水分補給」「手の届く位置に服やバスタオルを用意」・・・など、お風呂のリスクにも配慮した項目があります。
     
    42度以上の湯温での入浴は血圧の上下幅がありお風呂の事故のリスクも上がるので、一般的には41度以内の入浴が良いと言われています。(お風呂に入る時間、寒暖差なども影響します)
     
     

     
     
    伊藤先生は日本温泉気候物理学会で注意を促したり、入浴関連事故調査会で対策をしたり、お風呂の美容と健康を伝えるとともに、安全にお風呂に入ってもらう活動を行われています。当然温度の事も周知していたり、それでも42度が良いと提唱されているわけですね。
     
     
    少し高めの温度の入浴方法と入浴後の保温。運動パフォーマンスも上がるという実績があるので、ぱっと聞いた感じはアスリート向けかと思ってしまいますが、ご年配の方でも無理がなければ大丈夫の様子でオススメです。

     
     
    HSP入浴法は基本が42度で10分。毎日ではなく週2回で良い事。また、効果が感じられなくなってきたら休む。・・・という事など、ルールやノウハウがあるので、ココらへんは公式ホームページや書籍で確認しましょう。メディア出演も多くバンダナ先生と呼ばれ明るいキャラクターとともにお風呂の注意では細かい配慮が見えます。Q&Aも充実していますよ♪
     
    HSP入浴法 伊藤要子先生公式HP
     
     
     

     

    運動パフォーマンスの向上

    前述の通り、運動能力パフォーマンスの向上も報告されており、こちらの書籍ではHSP入浴法をオリンピック選手に取り入れる経緯や経過、詳しい数値が分かります。

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    「運動能力アップの新手法―オリンピックで実証された」

    一部抜粋

    クロスカントリー選手10人を加温グループと非加温グループの5人2組に分けたランニングテストでは、加温によりヒートショックプロテインが増えたグループでは・・・血中のHSP70の量が約○倍
     
    ソルトレイクシティー冬季オリンピックで、ノルディックスキーの選手に対して、試合2~3日前に42度で40分の加温を行った。

    ・・・など、今回取得した情報では公式HPで提唱している時間と、オリンピック選手に対する時間が違う模様。
     

     
    やはり、一般の方の入浴(42度10分を週2回)と、鍛えられたアスリートのパフォーマンスを上げる目的で入浴する場合(回数不明)は違うのでしょうか。
     
    通常、高い42度の湯温で40分の入浴は身体に負担、特に高齢の方や健康不足の方にはリスクがありますが、オリンピック選手の事、しっかり管理された元で行われた事だったのでしょうね。運動される人はこちらの書籍もチェックしたい所です。
     
     
     
     
     

    Writer:mizobata
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